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これまで、私たちはどちらかというと妊娠中絶についての議論を避けてきました。それは、物事の実状から遊離した議論や、議論のための議論が有害であることや、善悪の判断を要求しない語りや相互理解の場こそがもっとも必要なものだと思っていたからです。 そこから一歩踏み出して、私たちの意見を明らかにすることにした背景には、いくつかの理由があります。 ・妊娠や中絶といった問題に対して、男性が果たすべき役割を明確に提示する必要性に気づいたこと。 ・多くの体験談を目にすることを通して、ある程度妥当であると思われる議論の根拠を手にしたこと。 ・個々の理由だけでなく、妊娠中絶を生み出している社会的な背景についても注目する必要性を感じたこと。 また、単に意見を述べるだけではなく、そこから何かこの問題に対して意味のある行動につなげていくことができれば、とも考えています。 ご意見・ご感想などありましたら、メールいただければ幸いです。
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